のぼりは中国から伝わり、戦国時代に竿の上と横に結びつける独自の形になって発展し、長く使われました。明治以降は西洋式の旗が伝統行事などに使われるようになりました。
時代劇の決戦シーンなどを見ていると必ず出てくるのが、お互いを示す幟「のぼり」です。
のぼりは旗の種類のひとつに入りますが、源平合戦で使われた源氏の白、平家の赤のように、決まった色の旗を竿の先に横棒をつけて固定し、なびかせる形でした。
これはもともとは中国から伝わったもので、中国の三国志などの歴史映画を見ると必ず登場します。
日本においてもその後戦国時代に入ってさらに一族での戦いが増えたことから、旗の区別をつけるために竿の上と横に旗を結び付けるのぼりが考えられ、これまでの旗を一変させました。
その後、この形で長い間使われるようになります。
明治に入ってからはそれまでの和風ののぼりの形式とは違い、西洋式の竿の横にとりつける旗が入ってきました。
明治以降の日本での伝統行事や軍事、スポーツ関係などのイベントではこの西洋式の旗が取り入れられるようになります。
ちなみに西洋の旗にもいろいろな種類があり、たとえば欧米の騎士映画などによく登場する個人を示すバナー、槍先などに使われるペノンなどは誰しもみかけたことがあるかもしれません。
もともとは船にとりつけられていて、今ではお土産品でも有名なペナントも西洋から入ってきたものです。